良い環境とは?
マイホームは、その物件の、環境と物件そのもの、両方に満足する条件をを備えていることが望まれます。特にその環境が閑静であることや日当たりの良さは優先されることが多くなっています。
一般に閑静な住宅地といわれる地域では、庭が広く、隣の家との間隔が広く、空を見上げたときに見晴らしの良い印象があります。
「閑静」かどうかは都市計画の「用途地域」にも大きくかかわっています。用途地域が庭の広さや見晴らしのよさに制限を与えているからです。
用途地域によって建蔽率の割合が決められています。
建ぺい率とは土地の面積に対して建物の建築面積のことです。
たとえば下の表の第一種低層住宅なら放火地域の建ぺい率が1/10、ですが商業地域なら制限なくめいっぱい建物を建てられます。
また庭が広く、隣の家との間隔が広いのは建築基準法に定められている「容積率」にかかわってきます。容積率は建物の延床面積の敷地面積に対する割合で、どれくらいの規模(床面積)の建物が立てられるのかということです。容積率が許せば高い建物が建ち、空の見えない状態になります。建ぺい率と同じく用途地域ごとに制限されています。
| 用途地域の種類 | 趣旨 | 耐火建築・防火地域の建蔽率 | 容積率 | |
|---|---|---|---|---|
| 住居系 | 第1種低層住居専用地域 | 低層住宅の専用地域 | 1/10 | 5/10~20/10 |
| 第2種低層住居専用地域 | 小規模な店舗の立地を認める低層住宅の専用地域 | |||
| 第1種中高層住居専用地域 | 中高層住宅の専用地域 | 10/10~30/10 | ||
| 第2種中高層住居専用地域 | 必要な利便施設の立地を認める中高層住宅の専用地域 | |||
| 第1種住居地域 | 大規模な店舗、事務所の立地を制限する住宅地のための地域 | 7/10 | 20/10~40/10 | |
| 第2種住居地域 | 住宅地のための地域 | |||
| 準住居地域 | 自動車関連施設等とが調和して立地する地域 | |||
| 商業系 | 近隣商業地域 | 近隣の住宅地の住民のための店舗、事務所等の利便の増進を図る地域 | 10/10 | 20/10~100/10 |
| 商業地域 | 店舗、事務所等の利便の増進を図る地域 | |||
| 準工業地域 | 環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便の増進を図る区域 | 7/10 | 20/10~40/10 | |
| 工業系 | 工業地域 | 工業の利便の増進を図る地域 | ||
| 工業専用地域 | 工業の利便の増進を図るための専用地域 | 1/10 |
行政・・・区によってこんなに違う住みやすさ 行政サービス
マイホームの場所を決めるとき、その地域の行政の施策やサービスの特長を調べておくことは大切です。
だれもが必要な情報と、自分の生活だけに必要な情報とを切り分けながら、しっかり調べましょう。
インターネットで知ることができる区や市の公式HPサイトや付近の警察のデータからもそのサービスと安全性などがわかります。
例えば、子どもの教育を考えているなら、保育園は場所のみならず、0歳児からの保育があるか、現在の空き定員、保育費の補助金額などまで調べておきます。また小学校になれば学童保育の料金や適応年齢まで。市区町村によって乳幼児医療免除(無料)は小学校以下から中学までと大きく差があります。
表は2005年に東京都が行った児童・生徒の学力向上を図るための調査報告書の五年生の国語平均点です。また東京都なら学力でもデータが出ており、学区選択制といって学校を選べる制度が利用できる地域もあります。
他には安全の指数ともなる出火件数、道路の危険性がわかる交通事故件数などのチェックや、ゴミが有料かどうか、水道、ガスなどの公共料金も、地域によって大きな差があります。
これらは皆、インターネットで調べることができます。
また地震や火災の被害の注意に関しては東京都都市整備局が行った第五回地域危険度の地図も発表されています。
都では東京都震災予防条例(現:東京都震災対策条例)に基づき、昭和50年11月に第1回(区部)を公表して以来、5年おきに地震に関する地域危険度測定調査を行っています。下記の図は総合危険度として、「建物倒壊危険度」、「火災危険度」、「避難危険度」の三つの危険度の和を5ランクにランク分けして表しています。

01.18.2007 | Posted in 住まいの環境 |

